桜井 直哉– Author –
「隣の店と料率が違うのはなぜですか」と聞かれて、答えられませんでした。決済端末を売る営業をしていた頃の話です。社内でも営業側に説明できる人がいなかったので、料率を組む部署へ異動を願い出て、そこで6年やりました。金額帯ごとに率を刻むのは、決済1件あたりの固定費が少額ほど重くのしかかるからで、どこに境界を置くかにはその会社がどの金額の客を取りにいっているかが出ます。自分が組んだ6段階のテーブルが、加盟店の販促資料では「最大◯%」の1行になっていたことがありました。悪意があったわけではなく、6行の表は紙に載らないというだけの話です。ただそのあとに来る問い合わせは「なぜ最大が適用されないのか」ばかりで、答えは「あなたの金額がその帯に入っていないから」に尽きました。だから率の表を見るときは、数字より先に金額帯の境界を見ます。ここに載せているのは公式サイトで確認できた数字だけで、他のサイトに出ていても裏が取れないものは書きません。